櫻木神社は、851年に藤原氏によって創建された野田市で最も古い神社です。この神社は、早咲きや遅咲きの桜に加えて、沢山の寒桜がある事で知られています。多分いつ訪れても、桜の花を見る事ができるでしょう。
最近考古学者によって、境内の一画から先史時代の有力者の墓が発見されています。創設以来この神社は、1000年以上に渡り近隣の氏子たちによって護られてきました。今日、ここは七五三のお参りや結婚式、商売繁盛や交通安全祈願の人達で賑わっています。
訪れた人々は、家内安全や交通安全、良縁成就の御守を購入する事ができます。また桜柄の御朱印帳に御朱印を頂いたり (自分の御朱印帳持参も可)、絵馬を奉納する事もできます。
聖域には4柱の神様が祀らています。イザナギノミコトとイザナミノミコトは日本の神話において、よろずの神様の父と母にあたります。また、タケミカヅチノミコトは雷神です。ウカノミタマノミコトが櫻木神社にとって最も重要な神様のようです。この神様は米倉を守ってくれています(穀霊)。
神主によると、「サクラ」という言葉は桜の「サ」が稲に関係する早苗 (稲の苗) や早乙女 (稲を植える女性) などの稲霊 (田の神さま) を、「クラ」はその神が座す場所を表しているそうです。そして2つの言葉を合わせた名前の木「サクラ」にお米の神様が宿るとの事です。
美しい庭や穏やかな雰囲気を、境内の隅々までカメラに納めてみましょう。正門を入った左側の、小さな祭壇のあるトイレにも入ってみて下さい。いまだかつてない荘厳なトイレ体験ができるでしょう。