音楽好きが集まる渋谷のバー“FACE”。 この店のロゴでピンと来た貴方はもしかして“Mod”? 実際、このロゴを見つけて入って来た外国人客もいたそうだ。 でも私のようにピンと来ない人はお呼びでないなんてことはないので是非立ち寄ってみて欲しい。 普通にお酒と音楽を楽しめる素敵なバーなのだから!
じゃあMod’s(モッズ)って? まずモッズの音楽は特定のジャンルやグループを指すものではない(らしい)。 モッズ初心者な私でも、あーこれもそうなんだって思った曲やグループがある。 ビートなどイギリス系だけじゃなく、R&B、ソウル、ジャズ・・・(うんうん、この辺だったらより身近)、ジャマイカン・スカ、UKソウルからアシッドジャズまで幅広い曲のラインアップ。 もちろんリクエストもOK。
では、ModまたはMod’sとは・・・。
イギリスのロンドン近辺、1950年代終わりから1960年代中頃にかけて流行した音楽・ファッション・ライフスタイルまで、云わばサブカルチャーがModでそれを愛する支持者のことをMod’sと呼ぶのだそう。 ○○族とか日本でもあるけれど・・そういうことらしい。
FaceのオーナーToshiさんに聞いてみたら、映画「Quadrophenia」を観るのが一番解かり易いというので、まずは映画鑑賞。 なるほど百聞は一見に如かず。すんなりと私をモッズの世界に連れて行ってくれた! リサーチの為と思って観たはずの映画にすっかりはまって、”Who“の「ベルボーイ」という曲が流れるクライマックス部分を何回も観てしまった。
ファッションもこの映画の見所のひとつ。 モッズファッション・・・そういえば、モッズコートって日本で今でもあるがその原点だろうか? 映画のなかで印象的だったのは水でぬらした細身のジーンズ(より細く見せる為の技らしい。)や三つボタンのスーツ。 そして、スクーターもファッションの一部でミラーやライトもモッズ流にアレンジ。 皆で集まる時はキメにキメてお出かけするのだ。
色々と楽しめる要素がたくさん詰まった青春映画とも云えるだろう。
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ドリンクはスコッチを始め種類が豊富。McCarran 12年、Bowmore 12年, Laphroaig 10年、 Irish(Jamson, Tullamore Dew, Bushmills), Bourbon, Canadian、日本のウイスキー、ビール、ワイン、焼酎、カクテル類 600-800円から。 テーブルチャージ1人500円
渋谷駅に近いこの立地ではかなりリーズナブルな価格設定だ。 フードはメニューにない。 ピザなどをデリバリーしてもらうのも可。
近くに数え切れないほどのレストランがある渋谷、食事はすませてから・・をお薦めする。