鶴岡八幡宮の蓮の花

壮麗な神社庭園で美しい蓮の花を観賞しよう!

今年の7月下旬、鎌倉鶴岡八幡宮の蓮池を見に出掛けた。神奈川県内の蓮の名所を検索したら出てきたのが横浜三溪園とこの鶴岡八幡宮だったからだ。

入口の赤鳥居をくぐると、左右(東西)に一つずつ蓮池がある。八幡宮の施設案内図上では共に源平池と書かれており、一般的にも両方源平池と呼ばれているのだが、実は白い蓮が咲く小さい池(左、西側)が平氏池、主にピンクの花が咲く大きい池(右、東側)が源氏池なのだそうだ。八幡宮の創設者、源頼朝の妻政子が、源氏の宿敵平家滅亡を願って平氏池には四島を作り、四→死、平家の死、を祈願したらしい。一方源氏池には三島を配し、三は産なりと祝ったそうな。

そう言われてみれば右側の源氏池に比べて左側の平氏池はサイズも小さく、白い蓮の花が咲く様も何やら寂しげで、西海に沈み滅亡した平家の悲惨な運命を物語っているかのようだ。政子の呪いが現代にまで及んでいるのか?! と思わず後ずさりしてしまったのだが、その後源氏池に行ってみると、何も寂しげなのは平氏池だけではないことが分かった。産を祝された筈の源氏池にすら花が数本しか咲いていなかったのだ。7月下旬といえば蓮の最盛期の筈である。にも拘らず源氏の隆盛を願って作られた池も枯れ果ててしまっている。一説によれば最近は昔ほど咲かないのだそうだ。まさか恐妻政子の呪いが強すぎて、平氏池に留まらず源氏池にまで願掛けが及んでいるのだろうか?!?

とはいえ、何といっても背景がこの壮麗な神社である。花の数こそ少なかったが蓮池は神々しく美しく見えた。来年は是非もっと早い時期の早朝に訪れてみたいと思う。

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