京都七条大橋「Veg Out」

鴨川沿いのヴィーガンカフェ

Shozo Fujii   2017/10/16によって

京都駅からほど近く、鴨川に架かる七条大橋のたもとにヴィーガンカフェ「Veg Out」はある。10月上旬の金曜夕方。雨が降り出した頃店に入ると、窓辺の席からは七条大橋が黄昏の淡い明かりに暮れなずもうとしていた。

健康と環境保護と動物の命とをまさにオーガニック(有機的)に捉えて、植物由来の食材のみを使った料理がメニューに並んでいる。ここで食事をと思っていたのだがディナータイムに大分間があって待ちきれないので断念。夕食は別の店でと決めて、その前にちょっと胃の準備運動にとビールを注文する。このアメリカ・オレゴン産のクラフトビールはロングルートエール( Long Root Ale )と言う。一年草の麦ではなく、多年草のカーンザという植物の実を原料に作られたビールだ。カーンザは長い根を持ち、地中深く根を下ろし( long root ) 少ない水と地味の痩せた土地でも育ち、しかも不耕起栽培で手間もかからないという、地球に対する負荷の少ない穀物なのである。味は柑橘系の爽やかなコクが美味しいイエールビールだ。

473mlのロング缶を飲み干す頃には空の雲はすっかり墨色へと暗さを増して、裏通りの店先に吊るされた提灯の明かりがひときわ闇に浮かび上がって濡れた石畳を照らしていた。











Shozo Fujiiさんによって書かれました。
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