京都嵯峨野にある「野宮神社(ののみやじんじゃ)」は、天皇の子女が伊勢神宮の斎王(巫女)になるために神に近づく準備として野宮(身を清める施設)が嵯峨野に置かれたところから名前がついた。嵯峨天皇の代からその野宮は現在の野宮神社の位置に固定した。その斎王のしきたりも後醍醐天皇の代に廃止となり野宮神社は衰退の途を歩んだが、江戸時代、中御門天皇の指示により再興され、以来今日も皇室の厚い崇敬を受けている。神社入り口の鳥居は「黒木の鳥居」といわれ、樹皮のついたままのクヌギで拵えた鳥居であり、日本最古の鳥居形式である。恋愛成就と子宝安産のご利益があるといわれ若い女性の参拝客でにぎわう。
京都嵯峨野「野宮神社」
恋愛成就と子宝安産の神社
Shozo Fujiiによって
コミュニティライター
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