京都 修学院離宮

素朴でのどかな田舎風の離宮

Tomoko Kamishima   によって

修学院離宮は、江戸時代初期に造営された後水尾天皇の離宮である。天皇自らが設計した庭園と3つの御茶屋は、1653(承応2)年から約2年の歳月を費やして完成した。離宮の総面積は54500㎡、代々木公園とほぼ同じくらいの広さである。敷地の9割を占める広い棚田は、今でも近隣の人々が耕しており、当時の景観を維持しているのだそうだ。後水尾天皇はこの離宮で、作業着に着替えて働いたり、農家の人々に声をかけたりしたそうである。田んぼの畦道には手入れの行き届いた松が植えられており、それぞれのお茶屋を結んでいる。同時期に建てられた二条城は、絢爛豪華な将軍上洛時の宿所であったが、修学院離宮は、後水尾天皇の心を癒す、素朴でのどかな田舎風の離宮だったのだ(参観は要予約)。

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Tomoko Kamishima

Tomoko Kamishima @tomoko.kamishima

Japan is a small island nation, but we have a huge number of surprising things to discover here. Many of these delights can be found when you step off the main street onto small side paths. I really enjoy studying about and researching various aspects of traditional Japanese culture, and then sharing this information with visitors to Japan. I hope you will enjoy it, too! ARTICLE INDEX & PHOTOS:  An index of most of my Japan Travel articles can be found at the entry page of my blog, and my photos are shown here.  日本はとても小さな国ですが、大通りから一本小道に入ればたくさんの発見があります。日本人が積み重ねてきた歴史を学びながら、古い建物や庭を訪ね、物語の舞台となった景色を眺めて、皆様といっしょに日本文化の奥深さを探求していきたいと思います。

Tomoko Kamishima