宇都宮の市街地から西へ、そう遠くない場所にあるパティスリー・メルシー。となりに広がる田んぼを眺めるとわくわくする。 このケーキショップはのどかなこの土地ならではの“農をおいしく”をコンセプトにしているお店。
メルシーではカフェも併設。 ケーキ、シュークリームなどのスウィーツ、焼き菓子、ジェラート、東京ファーマーズマーケットで日本一に輝いた卵明舎の卵、新鮮野菜なども棚に並ぶ。 健康的に育てられた鶏は餌にも気を配られ、もちろん卵は着色もされていない。 卵だけでなく材料には出るだけ地元の新鮮なもの(米粉、果物、野菜等)を使っている。 そう野菜! 最近、日本ではスウィーツに野菜を使う事はめずらしくない。 メルシーではフランス風の洋菓子の他、トマトのアイスクリーム、ゼリー、白ワインとほうれん草などを使ったいわゆるベジスウィーツも人気がある。
初めて私がメルシーに行ったのは2年前、去年も行き、そして昨日と訪れる度に魅力的になっている。 とりわけガーデンがお気に入り。 木が植えられたガーデンのテーブル席まで続く小道は私たちを非日常の世界に連れていってくれる。 店は少し隆起した土地に建てられているため、あたり一面緑を見渡す事ができる。 そしてうさぎ小屋もあった!
うさぎのピーターは天気の良い日は店入り口の左側で会えるのだが、昨日は彼の姿が見当たらずスタッフに尋ねると私がグレープフルーツジェラートを食べ終えるころに柵のなかにピーターが現れた。 スタッフが彼をにんじんを使いうまくおびき寄せてくれたのだ!
ここメルシーは友達とスウィーツとコーヒーを楽しみながらのおしゃべりに最適の店。 陽の光が明るい店内はバリアフリーだ。 カフェは約30席位、平日の午後は比較的空いていて、テイクアウトの客が多く見られるようだ。 コーヒー、ジェラートも300円。