明治政府は製糸業を殖産興業の主力とし明治5年(1872年)に群馬県富岡に官営富岡製糸場を作りました。当工場はフランスから器械製糸の技術が導入され、器械製糸工場としては、当時世界最大級の規模を誇っていました。日本の生糸輸出量は1909 年に中国の生糸輸出量を抜き当時世界一の輸出量でした。その後当工場は民間に払い下げされ、1987年に操業を停止するまで、第二次世界大戦中も含め、一貫して製糸工場として機能し続けた。その後、保存管理が良かったこともあり、日本の製糸業の興隆を支えた当工場は2007年には他の蚕業文化財とともに「富岡製糸場と絹産業遺産群」として世界遺産の申請、2014年5月に世界遺産登録が内定、6月に正式発表となる。
詳細情報
富岡製糸場についてもっと調べる