兼六園には、「栄螺山(さざえやま)」と呼ばれる小高い山があります。13代藩主である斉泰公によって、霞ヶ池を掘り広げた時の土を利用して造られた築山です。
高さが約9m、周囲は90m程で、時計回りに上っていくと頂上から兼六園の景色が眺望出来ます。頂上への道は緩やかなので、気軽に上ることが出来ます。また頂上には小亭があり、傘を広げた形のようであることから避雨亭と呼ばれています。栄螺山も、別名「からかさ山」の愛称で親しまれています。
栄螺山を後にして先に進むと、「瓢池(ひさごいけ)」が見えてきます。兼六園の作庭は、この辺りから始まったと伝えられています。小さな滝が流れていて、風情ある落ち着いた雰囲気が漂っています。
<兼六園シリーズ>
(注:兼六園は2020年4月現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時休業しております。再開時期については公式ホームページをご参照ください。)