滝口寺は元々は往生院三宝寺といった。往古の創建であるが、明治時代に廃寺となってしまう。しかし後に祇王寺の再建とあわせて再建され、佐佐木信綱博士が、明治の文豪、高山樗牛(たかやまちょぎゅう)の小説「滝口入道」にちなんで「滝口寺」と命名したいきさつがある。寺命名の滝口とは「平家物語」にその悲恋物語が描かれている。滝口は平重盛の侍。横笛という女性と恋に落ちるも身分違いと実父に反対され失意のあまり出家してしまう。滝口への愛を求めて探し求めようやく会えるも「修行の邪魔」と拒絶され横笛は自死するという悲恋物語だ。詳しくは別の記事で。
京都嵯峨野「滝口寺」を歩く
滝口と横笛の旧蹟
Shozo Fujiiによって
コミュニティライター
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