京都東山にある地主神社は知る人ぞ知る「恋愛成就」祈願の社である。歴史は遠く平安初期にまで遡る。清水寺があまりにも有名なので、まさか清水寺の裏にこのような神社があろうとは知る由もないという人が多い。鳥居をくぐり境内に進むと、天照大御神、七福神あるいは地主神社縁の物が数多あり見て歩くだけでも楽しい。参拝客はほとんどが女性で、その女性に手を引かれた男性も気恥ずかしそうに歩いている。恋愛成就を神頼みするのはやはり女性ならではの気持ちなのだろうか。人間の弱さゆえに神にすがるのも、祈りの街・京都にはふさわしい。
京都東山「地主神社」参詣
縁結びの神様を詣でる

Shozo Fujiiによって
コミュニティライター

境内。縁結びにまつわる祈願成就の祠が並ぶ。女性の姿が多い

地主神社の大鳥居

神頼みの恋愛成就だからこそ、手を合わせるのだろう。神社のこれくらいのビジネスは罪がないだろう

恋愛成就を祈る「絵馬」。昔は神社に本物の馬を奉納したのが絵馬の起こりだ。木板の裏に思いを書き連ねて奉納する

家内安全、夫婦円満、恋愛成就、無病息災など、あらゆる願いの成就が掲げられ、人はそれぞれ思い思いの祈りをこめて手を合わせる

大黒様。元々はヒンズーの神様マハーカーラであるが、中国を経て日本に伝わり、呼び名と姿を変えた。食物、財福の神様である。ここには「祓戸(はらえど)大神」とある

大黒様が4体祀られている。触って祈願するのだそうだ

三種の神器の一つ、鏡を祀っている

水かけ地蔵。地主神社の境内の土中から最近掘り出されたものだそうだ。水をかけて祈る
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