但馬の国の幻想の世界

天空の城と幻の龍宮城

一度は自分の眼で眺めてみたかった天空の城「竹田城」と海霧に浮かぶ城崎の「龍宮城」。いずれも諸処の気象条件が複雑に折り合わないと出現しない。相対的にこの地域は、秋の良く晴れた朝に濃い霧が発生する確率が高いのだが、中々思ったように行かないのが自然だ。今回の画像は約4年前に撮影したものだが、まずまず期待通りの雲海が発生してくれた。アクセス方法を含む情報や注意事項が詳細に紹介されているので是非、公式ホームページ竹田城跡を参照頂きたい。

 一方ほとんど情報が公開されていないのが城崎日和山海岸の龍宮城だ。こちら海霧の発生は前述の竹田城のそれよりも比較にならないくらい確率が低い。地元の方も見られないので嫌気がさし、半ば諦めておられるのが実情だ!それほど希少な自然現象なのだ。もしも訪れた際、海霧と龍宮城の幻想風景を観られたとしたら、あなたはかなりの強運の持ち主と言えよう。発生の時期は秋から初冬の早朝、ほとんど竹田城と同じだ!しかしいずれも発生を保証する事は出来ないのであしからず。

残念ながら海霧がもし発生しなかった場合でも(いや、発生する方が圧倒的に少ない)、秋から冬は蟹のシーズン!城崎の松葉蟹はあまりにも有名だ。城崎温泉に戻り名湯に浸かって蟹三昧も良し、日和山海岸の城崎マリンワールドに残って楽しむのもアリだ。城崎マリンワールドは入場者に対し体験型・参加型水族館の運営に注力し、様々な工夫を凝らしながらアトラクションを企画しているテーマパーク。水族館のカテゴリーでは括れない総合施設だ。

掲げたテーマが転倒しそうだが、雲海や海霧が発生しなくても、また助けた亀の案内がなくても楽しいひと時の龍宮城体験は出来るかもしれない!

行き方

竹田城へのアクセス

公式ホームページ竹田城アクセスガイド を参照

海霧の龍宮城へのアクセス

観賞ポイントは御待岬海中公園駐車場

JR城崎温泉駅から車で約10~15分の距離にある城崎マリンワールドを目指す。城崎マリンワールドから、但馬漁火ライン(兵庫県道・京都府道11号)を鳥取県方面に向かい、約500mぐらい走ったところが御待岬海中公園駐車場。ここが海霧と龍宮城の絶好の観賞ポイント。公共交通機関をご利用の場合は、JR城崎温泉駅から城崎マリンワールド行きのバスが運行されている。運行バスに関しては城崎マリンワールドのアクセスを参照

1
2
この記事は役に立ちましたか?
JapanTravel.com のサービス向上にご協力ください。
評価する

Thank you for your support!

Your feedback has been sent.