兵庫県朝来市にある、竹田城跡に行ってきました。城の築かれている山全体が、虎が臥せているように見えることから「虎臥城(とらふすじょう・こがじょう)」とも呼ばれています。秋から冬にかけてのよく晴れた早朝に雲海に包まれた竹田城跡は、まさに天空に浮かぶ城を思わせてくれる、幻想的な風景です。
竹田城は2006年に制定された日本百名城の一つに選定されており、100名城スタンプはお城ではなく、山麓の竹田城駅横の観光案内センターに設置されています。観光案内所の中には、竹田城の復元模型があります。
平成元年の角川の大作映画『天と地と』でもロケで使われたお城です。とても山の上にあるので竹田城に行く場合は、登山しやすい履き慣れた靴がいいでしょう。
天守台からの眺め。竹田の街を眼下に望むこの風景は「日本のマチュピチュ」とまで呼ばれています。秋なので紅葉に囲まれていますが、夏には深緑、冬には雪に覆われ、どの季節も美しい姿を見せてくれます。石垣が山上に切り立っているので、非常に危険な場所なのですが、変に手すりや柵などを付けていないのがいいですね。
当日は豪雨なので大変でしたが、なぜか突然晴れ間が見え始めました。天守台には、たくさんの人が登っています。ちなみに、竹田城跡には建物は何一つなく、トイレもありません。
そして竹田城上空に、虹が出てきました。ちなみに、山麓の竹田駅から徒歩で登山すると50分近くかかるそうですが、中腹に駐車場があって、そこからだと徒歩で15分ほどで着くことができます。ただこの日は、あまりに観光客が多く駐車場が1時間待ちとかで、竹田駅から約15分間隔で駐車場まで上がるロータリーバスがあったので、行きも帰りもそれを利用しました。晴れていたら歩いて降りるのもいいかもですね。
電車でお越しの場合のアクセス
· JR山陰本線「和田山駅」から、播但線に乗り換え「竹田駅」下車。
· 山陽本線、新幹線をご利用のときは、JR姫路駅で播但線へ乗り換えて、「竹田駅」で下車。
· 福知山線をご利用のときも、「和田山駅」から播但線に乗り換え「竹田駅」下車。
※竹田駅からはすぐ裏側の登山道から徒歩約30分。タクシーの場合は10分ほどで中腹駐車場へ(金額は1,500円前後)。竹田駅構内に「和田山観光案内所」があります。