「希望の画」絵画展

震災を通して生まれた子供たちの深い絆

震災で被災した東北と中国の子供たちが描いた420点の絵を展示する絵画展が、この夏、宮城県の仙台空港を皮きりに東北三県で開かれる。「希望の画」絵画展と題されたこの展示会は、昨年、中国北京の国立水泳センター(水立方)ホールで開催され、日本の子供たちが描いた280点の絵が伝える希望と感謝のメッセージは、2008年の四川大地震で多くの犠牲者がでた中国の人々の心に深く響いた。辛い被災経験にもかかわらず子供たちの絵は強さと明るい色彩に溢れ、見る人すべての心に訴えかけた。その様子は中国中央テレビ局や中国国際放送など約30のメディアによって広く中国に伝えられた。2014年、この絵画展は中国の子供たちから送られた絵とメッセージ130点を加えて、東北三県で開催される。

主催者の酒井靖之さんは、ARTS TECHの創立者として映像業界の第一線で活躍する演出家兼プロデューサーであり、写真家でもある。また被災地の子供たちに学校CMの作り方を指導するなどボランティア活動にも励んでいる。彼は、スポンサー等が一切関わらない、純粋な文化交流の場として開催されたこの展示会が、両国の友好に架け橋になることを確信している、と語っている。

「希望の画」絵画展は7月31日まで、仙台空港1階の国内および国際線到着口のセンターロビーにて開催中。また8月11日から21日までは岩手県盛岡市のクロステラス盛岡、8月23日から9月7日までは福島県の福島空港にて開催される予定。この夏、これらの空港を利用したり東北地方を旅行する予定の皆様、ぜひ東北三県で開かれる『希望の画』絵画展で、中国と日本の子供たちが描いた絵と手紙をご覧になり、彼らから素晴らしい希望のメッセージを受け取っていただきたい!

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