愛媛県今治市にある今治城に行ってきました。瀬戸内海の要衝である今治の地に建つこの城は、海岸線を巧みに使ったその機能性から、高松城や中津城に並んで日本三大水城の一つに数えられています。こうやって堀の外で正面から見ると演劇の背後のハリボテみたいなベタな形をしている今治城天守ですが、実際に城内に入って天守閣を見てみると、シュッとしていてカッコいいのです。今治城も日本100名城の一つに数えられていて、人気のお城の一つです。
藤堂高虎により建立された海水を堀に引きこんだ珍しい城である今治城。天守閣の横には、今治城を築いた「築城の天才」こと、藤堂高虎の銅像が建っています。馬に乗ってカッコいいです。今治城内には藩主着用の鎧や書画など貴重な収蔵品があります。そう言えば藤堂高虎は、新しい『戦国無双』シリーズでもついにプレイキャラクターの一人として登場しました。城持ち大名へと出世するその生き様は、中国など周辺諸国の歴史好きからも注目されているそうですよ。
又、瀬戸内しまなみ海道開通を契機に今治城のライトアップが装いを新たにしています。約100個の照明を石垣部分や天守に配置し、城がより立体的に浮かび上がるようになりました。ライトアップは毎日、日没30分〜午後11時。
今治と言えばもうひとつ。全国的にタオルの生産地として有名です。一昔前まで、タオルは安い中国製などに押されて斜陽産業と言われてきましたが、最近では「今治タオル」はブランド名になっていて、さらに注目が集まっています。というわけで、郊外にあるタオル美術館ICHIHIROに足を伸ばしてみました。
愛媛県今治市にある、世界で唯一のタオルをテーマにした美術館ICHIHIRO。 朝倉の自然とタオルアートの融合、癒しのスペースをコンセプトとして、建物は5階建て。建坪は1万坪、併設のヨーロピアンガーデンが1万坪。 ムーミンなどのタオルを使って作られたタオルアートや綿花から糸になるまでの紡績行程とタオルの製織行程を実際の機械使用して展示しています。 親子連れもとってもたくさんいました。
タオル美術館の中には、タオルという素材を活かしたいろいろな製品が展示されたり販売されたりしていて、タオルの無限の可能性を感じさせます。ロールケーキタオルとか、とっても可愛いです。
その後、今治の周辺自治体にあった大型の物産店のような施設で、現地特製のお味噌やドレッシングをお土産にたくさん買いました。地元の企業だけではなく、農家の人たちが個人で作っているものも売っていて、なかなかほのぼのとした光景でした。村のおばちゃんが作ったようなシフォンケーキなどのスイーツがとにかく安くて美味い。東京を離れるとこういう楽しみがあっていいなあ。
今度ぜひ行ってみたいと思います。