東京には数えきれないほどの飲食店がありますが、中でも新橋は、サラリーマンの舌とお財布を満足させる、コスパのよい居酒屋がしのぎを削る一帯です。
ところがその中にあって、新橋の『炉ばた』は、コスパ以外のものを求める人々のお店と言えるでしょう。つまり、お値段は少し高めですが、北海道の味覚を中心に、鮮度と味にこだわった小皿料理を出してくれる居酒屋なのです。魚介類はとても新鮮で、焼き鳥やつまみ系もおいしいです。扉を開けると、つや光りする柱や古い時計、神棚などがあって、古き良き日本の姿が広がります。火曜と土曜の夜は、座敷中央の高座で落語(午後7時と9時頃の二席)があります。これを楽しみに訪れる常連さんも多いようです。
おいしい料理とお酒、それに、何となく懐かしい雰囲気の店構え。新橋で居酒屋さんを探すときのご参考までに。