日光 大猶院の門 3

大猶院を見護る夜叉門

栃木県有数の観光地である日光には、3代将軍徳川家光公の墓所「大猶院」があります。大猶院には立派な門がいくつもありますが、その中でも赤と金色が基調の「夜叉門」は豪華絢爛な佇まいです。

夜叉門には表と裏側合わせて4体の夜叉像が安置されています。重要文化財であり、夜叉門全体に牡丹の花や唐草模様が装飾されていることから別名「牡丹門」とも呼ばれています。

4体の夜叉像は、それぞれの方位を保護しています。南の方角を保護する「毘陀羅(びだら)」は赤色の体で、ひと際目立ちます。東の方角の守り神である「阿跋摩羅(あばつまら)」は緑色で、腰に白虎の毛皮を巻いています。そして、青色の体の「烏摩勤伽(うまろきゃ)」は北の方角の守護神です。左手に弓、そして右手には破魔矢(はまや)の原点である矢を持っていて、破魔矢発祥の仏様と伝えられています。白色の「鍵陀羅(けんだら)」は、右手にこん棒を持っている仏様です。

どの夜叉像も個性があり見どころが満載なので、ぜひじっくりと観光してみてください!

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