石川県小松市に、小松空港はある。
航空自衛隊小松基地も併設されており、航空管制は自衛隊が行っている。
この小松空港は東京へのアクセスにおいて石川県はもちろん、空港を持たない福井県にとっても不可欠の重要な拠点だ。
日本海側にある空港で最大の乗降客を持つ小松空港は石川県の誇りである。
石川県はその小松空港正面に1995年、「石川県立航空プラザ」という航空博物館を開設した。
航空機と航空をテーマにした資料展示のほか、子供たちが楽しく航空に親しみ遊べる工夫や施設が満載で、冬期の悪天候でも楽しめる素晴らしい施設である。
1階および屋外にヘリコプター、戦闘機、セスナなどの飛行機実機が17機展示されている。
その内の数機は実際にコックプットに座ることもできる。
またフライトシミュレーターも有料だが設置されている。
これは大人も楽しめるものだ。
さらに2012年には「ぶ~んぶんワールド」なる遊戯スペースが導入された。
小さな子供たちはこれによじ登りパイプの滑り台を滑り降りる「飛ぶぅ~ん」という大型遊具。
また雲をイメージしたというクッション型遊具「はねるぅ~ん」、さらに滑走路をイメージしたコースを足で蹴り進むカートもあって、特に小さな子供たちは夢中で遊びまわっている。
危険な要素がほとんどないので引率の大人も安心なのだろう。
幼稚園・保育園の団体客が連日ひっきりなしに訪れている。
もちろん子供連れの家族の姿も多数見られる。
この館内では飲食も許されているので、お弁当を広げている保育園の団体客もあった。
福井県にしろ、この施設を管理している石川県にしろ、市民に愛される施設を造るのが実に上手い。
ぜひ子供たちを連れて行きたいものだ。