鎌倉文学館 バラ園

明治・大正期の旧別荘

風薫る5月、鎌倉文学館の庭に、数百本の色鮮やかなバラが咲き乱れる。現在文学館となっている青い屋根の洋館は、加賀前田家(前田侯爵家)の別荘だったもので、関東大震災で倒壊した後に再建された。1983(昭和58)年に鎌倉市が寄贈を受けて建物を整備し、川端康成、夏目漱石、芥川龍之介など、鎌倉とゆかりのあった文学者たちの直筆原稿や手紙、愛用品などを展示している。山を背にした二階建ての洋館、由比ケ浜を望む広い芝庭、南斜面600m2に渡るバラ園。明治・大正期の別荘地、鎌倉の面影が残る場所である。

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