JR福井駅東口にあるAOSSA(アオッサ)。
2007年4月にオープンした。アオッサという名称は公募で決定された。
福井弁で「会おうよ」を「会おっさ」というところから、待ち合わせ場所や施設利用として気軽に行ける空間を目指すのがコンセプトだという。
アオッサは、アオッサモールと、福井市地域交流プラザ、さらに福井県公共施設の3セクションに分かれている。
アオッサモールは1、2,3階の3フロアー。ファッション、雑貨、レストランなどの店舗がある。
福井市地域交流プラザは4,5,6階である。4階に「福井市立桜木図書館」、5階には子育て支援室など、6階は調理室、工作室などが入っている。
福井県公共施設は7,8階。
7階には福井県活動・ボランティアセンター、最上階の8階は「福井県県民ホール」がある。
このビルの特徴は公共施設と民間店舗のコラボレーションと言えようか。
例えば、図書館を利用していて合間に食事を摂ったり買い物をしたりすることもアオッサであれば可能になる。
JR福井駅の店にも濡れずに行くことができるなど、なかなかよく配慮された設計だ。
8階の「福井県県民ホール」は音響的に配慮された設計のとても良いホールである。
グランドピアノなども備えコンサートにも十分対応できるシステムが揃っている。
4階の「福井市立桜木図書館」も使い勝手のよい施設だ。
一般的に公共の図書館は閉館時間が早いし、定期閉館日もあったりが普通だが、この桜木図書館は閉館時間が午後9時と遅い。
閉館日もつき回と少なく、日曜日も開いている。そのため利用者がとても多いそうだ。
やはり駅から歩いて来れるアクセスの便利さが重要だと痛感する。
駐車場も割合安価な料金で車を止めることができる。
公共性の高いアオッサだろうか、1階ロビーではいろいろな種類の出店が有る。
フリーマーケットがあったり、福井ご当地グルメ店が出ていたりで、面白い。
どういう目的でこのアオッサを利用するかは、一度ぶらりとアオッサ全体を訪れたらいいだろう。
8階に上がったら、数名のグループが福井市街の風景を眺めながら片手に飲み物を持ち談笑していた。
こういう使い方もあるのかと感心したものだ。