福井県越前市にある「武生ナイフビレッジ」は700年の伝統を誇る越前打刃物のミュージアム兼工房である。その昔京都から刀匠が武生に入った。刀鍛冶の水を求めてである。在住の農夫に鎌を作ったところこれが評判となり、以来武生は福井の打刃物伝統産業の地となる。多くの伝統産業が後継者不足のために将来を憂う中、この「武生ナイフビレッジ」には若手職人が次々と加わり、海外の展示会へも積極的に参加するに及んで今やTakefuの名前は海外でもブランドとなりつつある。腕利きの職人の手による鍛造包丁はぜひ手にしたいものだ。
福井「武生ナイフビレッジ」
伝統工芸の打刃物

Shozo Fujiiによって
コミュニティライター

そしてさらに和食の発達とともに調理に不可欠な包丁も進化していく。ここで、刀鍛冶の技量が活きてくる

焼いた地鉄をこのようにして叩きながら形を作り上げていく。大変手間のかかる仕事である

武生ナイフビレッジ本館。内部は博物館と工房、ショップで構成されている

連日多くの見学客が訪れる。入り口には様々な包丁を確かめて購入することができる

壁面には和包丁の仕上がり工程が展示されている

こんにち、多くの包丁メーカーはコストの安いプレス製法であるのに対し、この「武生ナイフビレッジ」は伝統の打刃物である。つまり、地鉄を叩き焼いて作り上げていく。鋼の強さや切れ味がまったく違ってくる

武生の打刃物はもともとは農機具製造から始まった。鍛冶職人は、ほんらいは刀鍛冶であったが、武器は地方の農村には不要である。逆に鎌・鍬などの農機具は歓迎された

さまざまに異なる農作業に適応した鎌や鍬などの農機具を作り、鍛冶職人は生計を立ててきた

この工房にはいくつもの小さな会社が入っている。それぞれが独立した企業であり、それぞれに個性を持った職人である

焼入れを繰り返されて作り上げられる包丁はきちんと研いで使えば一生ものである。型抜きした包丁はこうはいかない

この職人は仕上げの研磨作業をしている

何本もの包丁をほぼ寸分違わず同じ品質に完成させるのは熟練の技だ

この「武生ナイフビレッジ」の打刃物職人の面々。それぞれ、和包丁が得意な職人、ナタが得意な職人と、個性が違っている
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