福井県越前市にある「越前の里 味真野苑」は、日本最古の和歌集「万葉集」とこの地域 ( 越前・武生エリア ) との深い関わりを記念して整備された庭園だ ( 古の歌人達は美しい越前地方の歌を数多く詠んだ )。またこの越前は紀元507年、第26代天皇に即位した継体天皇が皇子時代に在住した地でもある。この継体天皇と彼の越前時代の恋人、照日の前とのロマンスは、世阿弥作の謡曲「花筐 ( はながたみ )」にも描かれるほど有名で、庭園内には二人の銅像や石碑も建っている。美しく作庭され手入れの行き届いたこの庭園は、四季を通じて様々な花々や植物が楽しめる穴場だ。
越前の里 味真野苑シリーズ
1. 越前の里 味真野苑の秋
2. 越前 味真野神社