福井: 泰清院

福井藩家老の菩提所

福井市の足羽山山麓に小さな寺がある。泰清院だ。この寺は福井藩初代藩主、結城秀康に仕えた家老、永見右金吾の菩提所で、彼は主君たる結城秀康の逝去時殉死したらしいが、それ以外の情報は残念ながら得られなかった。主君に殉じて死ぬ「殉死」は、封建時代の日本では公認されるだけでなく、天晴な忠臣として称えられるほどの行為だった。寺の門をくぐり小さな庭園を抜けると、これまた小さな墓地が寺の裏地に佇んでいる。かなり立派で巨大な墓もいくつかある。福井藩家老について全く興味がなくとも、静かなひと時を過ごすには絶好の場所だ。
 

0
0
この記事は役に立ちましたか?
JapanTravel.com のサービス向上にご協力ください。
評価する

Thank you for your support!

Your feedback has been sent.