福井の吉崎御坊跡

蓮如が北陸に再建した吉崎山頂の本願寺

吉崎御坊跡は福井県の北端、石川県との県境にある。京都本願寺第8世法主蓮如が1466年、比叡山延暦寺により本願寺を破壊された後この地に逃れ、1471年吉崎山山頂に本願寺を再建した。彼が滞在した4年の間、この御坊には多くの門徒が集まり、吉崎の地は隆盛を極めた。1506年、朝倉氏の手により寺は再び破却され、その後240年間の長きにわたり廃坊となった。1746年から1747年にかけて、吉崎山の麓に本願寺の別院 ( 西別院東別院 ) がそれぞれ建立され今に至っている。現在蓮如時代に御坊のあった山頂には、蓮如の銅像や他の石碑などが広大な敷地内に佇み、北潟湖の美しい景色を静かに見下ろしている。

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