鯖江の「めがねミュージアム」

先見の職人技が生み出す華やかなメガネの饗宴

スタイリッシュなメガネフレームを探しているあなた、最先端のデザインのメガネやサングラスが日本で手に入る事をご存知でしょうか?あまり知られていませんが、日本製のメガネやフレーム、デザインの96%は福井県で生産されています。中でも鯖江市はメガネ製造の中心地で、市内には日本のメガネ史を紹介する「めがねミュージアム」があります。

Entrance to the museum
Entrance to the museum

めがねミュージアムには、世界中から集めたアンティークメガネのコレクションが展示されています。手に持つタイプの初期のメガネから、顔に掛けるタイプのメガネへの変遷は、とても興味深いものです。初期のメガネは、16世紀末に中国から日本に渡り、17世紀末には日本で独自にメガネの生産が開始されています。鯖江市でのメガネ生産は、厳冬の雪深い地で農家の人々が副業の機会を求めた事から、1905年前後に開始されました。この博物館では、過去100年に亘るメガネ生産の発展史をひも解きながら、メガネの伝統的な製造工程を展示しています。

Ancient glasses design
Ancient glasses design

めがねミュージアムにはめがねショップも併設されており、産地製の最新のめがねやを見ることが出来ます。モダンな内装の店内には、産地内の40社以上のメーカーで製造された2,500種類以上の最新の技術やデザインによるメガネが展示・販売されています。専門的な知識を持つスタッフによる視力検査も受けられ、自分の顔のサイズにぴったり合ったメガネを見つけることが出来ます。東京の南青山にある「グラスギャラリー291」でも同様の眼鏡製品を見たり試したりすることが出来ます。

Looking through more than 3,000 available frames
Looking through more than 3,000 available frames

博物館の2階は体験エリアになっており、自分だけのメガネを購入したい人には絶好の場所です。ここでは眼鏡職人から指導を受けながら自分で樹脂製(アセテート製)のメガネを製作したり、メガネ型のキーホルダーを作ったりすることが出来ます。キーホルダー製作体験では、眼鏡フレームと同じ樹脂素材を使いミニチュアの眼鏡型キーホルダーを約1時間で作ります。メガネの製作体験は、素材選びからはじまり、糸鋸でのカット作業、、やすりを使っての削り作業を含め、5~7時間ほどかけて行います。その後、眼鏡職人が約1ヶ月間かけて製品同様に仕上げて体験者に届けます。メガネ制作体験は、電話かオンラインフォームからの事前予約が必要です。メガネ制作の体験料は、18,900円、キーホルダー製作体験は500円です。

Creating your own glasses
Creating your own glasses

めがねミュージアムには、メガネ形のクッキーやお菓子を販売する売店や、カフェも併設されています。同館は、祝祭日を除く毎日午前10:00から午後7:00まで開館しています。

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