京都御所(きょうとごしょ)は京都御苑(きょうとぎょえん)の中にある。延暦(えんれき)13(794)年、桓武(かんむ)天皇が遷都(せんと)した平安京(へいあんきょう)の大内裏(だいだいり)の中ほどに天皇の住まいである内裏(皇居)があった。内裏が火災(かさい)にあうと天皇は貴族の私邸など京中の殿邸(でんてい)を仮皇居とした。これは里内裏(さとだいり)と呼ばれるが、平安時代の後期以降、元の内裏は次第に使われなくなり、里内裏が日常の皇居とされるようになった。現在の京都御所は土御門東洞院殿(つちみかどひがしのとういんどの)と言われた里内裏が発展したものである。「御車寄」は昇殿(しょうでん)を許された者が参内するときの玄関である。「新御車寄」は天皇皇后専用の玄関である。
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