京都御所の東側に位置するのは「小御所(おごしょ)」とその北隣の「御学問所(おがくもんじょ)」である。その間の小庭は「蹴鞠(けまり)の庭」と呼ばれた。蹴鞠は鹿革でできた鞠を落とさずに蹴り渡す球戯で、一定の作法のもとに行われる。この場所で蹴鞠が催され、天皇がご覧になったという。御常御殿(おつねごてん)は、天皇の日常の住まいとして使用された御殿である。16世紀以降、清涼殿から独立して建てられるようになった。内部は15室からなる入母屋桧皮葺き(いりもやひのきかわふき)の書院造りの建物である。この御殿から北側は「奥向きの御殿」と言われている。その東にある庭は「御内庭(ごないてい)」である。曲折した遣水(やりみず)を流して土橋や石橋をかけた趣向を凝らした庭である。
京都御所を歩く~6
御学問所(おがくもんじょ)から御常御殿(おつねごてん)へ
Shozo Fujiiによって
コミュニティライター
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