嵯峨野は古くからの景勝地で四季を通じて心安らぐ場所。嵐山渡月橋と桂川を眺め、竹林の路を抜けると自然と鳥居本地区へやってくる。その昔平安時代の頃、皇室関係の別荘が次々と建てられたと云われ、天皇をはじめ貴族がしばしば遊猟を行ったり、大堰川(おおいがわ。桂川のうち、渡月橋付近から上流にかけての流域の愛称)での船遊びなど遊興を楽しんでいたと云われる。
古典和歌に詠まれた名勝、重要伝統的建造物群保存地区をバックにこの紅葉を眺められた事。ほんの少し、古の人々と同じ気分を味わえたのではないかと思う。 ※ 撮影と記事は昨年2013年