寺院、庭園、お土産屋、伝統的な日本料理ーこのような日本の伝統的文化を、日本の玄関口、成田国際空港のすぐ近くで体験できるのをご存知だろうか。
成田山は、飛行機を待つ間の退屈しのぎではなく、ぜひとも十分に時間をかけてその素晴らしさを堪能して頂きたい名所である。
成 田山新勝寺は,成田を訪れた際の目玉スポットであり、絶対抑えておきたい場所だろう。名前の通り、成田山のてっぺんに位置しており、真言宗智山派の大本山 のひとつとして数えられている。940年(天慶3年)に寛朝僧正により創建され、智山派の代表格である。現存する主要なこの寺院は、1967年に再建さ れ、関東地域では最も有名な寺院のひとつであり、また「成田のお不動様」として親しまれ日本でも有数の参拝人数を誇る。
こ の寺院の裏には、1928年にオープンし165,000平方メートルの広さを誇る成田山公園がある。春には梅と桜の名所として有名で、2月の終わりから3 月初めにかけて「梅まつり」が開催される。また、野外で行われる茶会は、伝統的日本文化に触れることができると観光客にも人気がある。
駅から新勝寺方面に表参道を1km程進むと、レストランやお土産屋が立ち並び、伝統工芸や羊羹、佃煮といった専門店もある。
また、成田はうなぎが有名でもあり、新勝寺の周りには地元の方々が経営するうなぎ屋も数多くあり、うなぎの焼ける香ばしい匂いにつられて入ってみると、笑顔で元気におもてなしをしてくれる。
成田では一年を通し、様々なイベントや催し物が開催されており、初詣には国内でも1、2位を争う人気をみせる。2月には有名力士なども参加する節分会、5月には奉納総踊り、7月には祇園祭り、11月には七五三と年中を通し様々な行事が行われている。お祭りや行事の際は、寺院や表参道が人で埋め尽くされ大変混雑し、ゆっくり見学したいなら時期を外して行くのがいいだろう。
隠れ名所、成田山新勝寺は、JR、京成線通る成田駅から歩いて10分、また成田国際空港ターミナル2からは電車で10分の所にある。