豚肉と牛肉はバーベキューにおいて一、二位を争う人気を誇る。あっさりとした程よい味をした豚肉が好きな人もいれば力強くて噛み応えのある牛肉が好きな人もいる。しかし、その中間を探し求めた人は少なくはないだろう。
その中間を提供してくれるのが池袋駅から徒歩五分に位置する三馬力。三馬力が導き出した答えが馬肉だ。道が少し複雑だが、店がある通りに出ればすぐ緑の看板と燃え盛る炎の頭をしたマスコットの馬が見つかる。
20時ごろに着いたときには、店はすでに満員であった。今回は五人で行き十五分、外で待っている間、飲み物のオーダーを聞いてくれて、それで時間を過ごした。店自体は定員約40人で一番大きいテーブルでは容易に6人が座れる。忙しくウェーター、ウェートレスが料理や注文を聞くために行き交うなかでも、リラックスできる空間であった。
料理はまず840円の馬刺しを頼んだ。馬刺しは5種類あり、部位ごとにきれいに盛り付けられていて、各部位の名前を表す名札があった。食べ方は刺し身と似ていて、通常より少し甘目のしょう油と一緒に食べる。食感はさまざまで噛み応えがあって噛めば噛むほど味が出るフタエゴから口の中ですぐとろけるカイノミなど色々ある。
メインコースは馬の焼肉で、馬刺しと似て、5種類が同じように盛り付けられている。焼き方や焼き時間はウェーターが教えてくれ、最初の数枚を焼いてくれた。焼き時間は長いので五分、短いので十秒で、それぞれ違った。馬肉のほかには焼き野菜、サラダ、揚げ馬肉、しめのラーメンなどが480円からある。飲料類はビール、ウィスキー、マッコリ、サワーなどが350円から提供されている。680円の野菜カクテルは目の前で好みの色のカクテルをブレンドしてくれる。