ビーチロックビレッジ Part 1

ワイルドでファンキーな沖縄ジャングルの醍醐味

1年以上前のこと、私はカノジョと北海道にあるCafe スイバ(スイバとは子どもたちがかくれんぼや宝探しをするような秘密の隠れ家の意味)と呼ばれる趣のある手作りカフェに立ち寄った。その名の通り、どこを見ても愛と慈しみをこめて有機的に組み立てられているのがはっきりわかった。どこを見ても夢の中に出てくる木の上の家でおいしい食べ物とホットチャイティーを楽しめる遊び心ある雰囲気をかもし出していた。食事が素晴らしかったのはもちろんだが、今回は別のところにポイントがある。

カミサマ、またの名を「ネパール」というオーナーが話しかけてきて、聞いてもいないのに彼と友人グループが建設作業すべてを初めから終わりまで彼ら自身で行ったことを知った。それは私にとって印象的だった。彼は続けてビーチ69(ロック)ビレッジという、沖縄本島北部のジャングルの中にあるいわゆる姉妹サイトを勧めてくれたが、それで十分だった。「沖縄に行くことがあったら、きっとそこが気に入ると思うよ」。彼はなにげなく勧めた。そのとき彼は思いもよらなかっただろう。まさか1年後、ワイルドでファンキーなビーチロッカーズのコミュニティが日々働き、遊ぶジャングルに向かって2.5キロ登る1車線の急勾配の道のふもとに私たちがいるとは。

ヘゴシダの葉や松が揺れる沖縄の有名なビーチより高い場所に、 畳、障子の引き戸、ぶら下がっている掛け軸の巻物、生け花などの日本伝統のアクセントで埋められたツリーハウスの形に大工仕事や工学の成果を見ると畏敬の念さえ生じる。宿泊客は、庭の地面に建ったネイティブスタイルで滞在できるテント、男女寮と一緒になった自然のコテージ、さらには打ち合わせ場所とカフェ/レンガ窯のピザを楽しめ、火酒「今帰仁村泡盛」が出されるバーも兼ねたモンゴル式のユルト(もしくはゲル)にも滞在することができる。ランチタイムの飲酒はちょっとキツければ、ビターチョコレートケーキのスライスを添えた地元のおっぱ乳業製「泡盛レーズン」のジェラ~トだけでも試すといい。ハーブガーデンで採れたミントの枝を皿のふちに添えた洗練された大人の味がする。

まだ興味がそそるに足りなければ、隣のムーミン牧場 にいる15頭の馬とヤギの群れについても触れてみたい。 この辺りの元々の住人であるムーミンさん、ネパールやヒマラヤの各地を旅したことのある、開けっ広げな、うすい白髪頭の日本人ヒッピーはもうそれほど頻繁にビーチ69ビレッジを訪れてはいない、しかし彼が飼う動物は歩きまわったり、人間と触れ合ったり、草むらに自生した菜っ葉をかじるのが大好きだ。ただし野菜園にだけは入らせてはいけない! とはいえヤギはひと握りの草をあげさえすれば、毎日の散歩の途中、写真のためによろこんでポーズをしてくれと私は確信している。

もし1日から3日、時間があれば、さまざまな観光客の嗜好に合わせて、他にも乗馬や、滝に向う沢登り、サンゴの芸術工芸品、バーベキュー他、季節のスペシャルといったキャンプでの野外料理などいくつかのアクティビティーある。

そこまでしなくても、はしごを登って木の枝に腰掛け、遠く地平線に消えていく海と空を眺めながら木のテラスから足をぶらぶらさせてみよう。ラスタピザやマッシュルームカレーライス、そして石垣のパッション(フルーツ?)やカフ ェオレを待ちながら島の風を感じるといい

ビーチロックビレッジ、次回は:1ヶ月以上テントで暮らそうとした場合、遭遇するハードなワーキングホリデー、ねずみを避け、地元の食事をし、火を使った演技、そしてコミュニティ維持に何が必要で水道の無い山小屋での支払いがどう成されるか、といったさらに深い話をしよう。

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