JR木之本駅から徒歩5分、北陸自動車道木之本ICから車で3分の所に、日本で一番大きいと言われる青銅製のお地蔵様がおられます。眼にご利益があるとか天気の好い秋の日に、ふらりと訪れてみました。縁起によると、1300年ほど前に、難波に流れ着いた地蔵尊を安住の地を求め僧が背負い、この地を訪れ柳の下で休息したところ地蔵尊は梃子でも動かなくなり、此処を安住の地とされたとあります。
柳のもとが、変化して「木之本」になったとか。地蔵尊の本地仏である阿弥陀如来や、西国三十三カ所の諸観音菩薩、撫仏の賓頭盧尊者、商いの仏毘沙門天、木之本ダキニシン天(豊川稲荷)などが祀られているようです。身代わり蛙の伝説「境内に棲む蛙は眼の病に苦しむ人々の為、片方の眼をつむる事で自ら身代わりの願を掛け、今でもお地蔵様に仕え暮らしているといわれています」が有るという事で、境内に立つ地蔵大銅像の足元や周りには、沢山のウィンクした身代わり蛙が奉納されていました。
本堂では、願掛けされている方やお守りなどが売られていたり、本堂の下には「御戒壇巡り」と言う、真の暗闇の中を56m程手探りでお参り(有料300円)する事が出来、秘仏のご本尊様とつながりを持てる場所が有りました。ご本尊は秘仏のため、明治になり3倍の大きさの青銅製のお地蔵様を作られたとか。お参りを終えて、木之本の町をふらりしてみました。
つるやさんの看板と、「サラダパン」の幟、若いグループがお店に入っていきました。そうです、沢庵を辛子マヨネーズであえ、コッペパンに挟んで有る滋賀の名物商品ですね。ほかにもいろいろなパンが置いてありました。
その少し向こうに「七本槍」の看板、造り酒屋さんですね。3人の若い女性がお店で対応してくださいました。運よく口を開けて有る「ひやおろし」を試飲させていただきました。季節限定のお酒で、軽いすっきりとしたお酒に仕上がっていました。最近注目されている銘柄だけのことはありますね。