長浜城

日本最大の湖を一望できる再建されたお城

長浜城は、1575年に当時大名だった豊臣秀吉により石垣を使って建てられたが、1615年に廃城となる。その城下町は、かって今浜と呼ばれていたが、秀吉が仕えていた織田信長の名から一字拝領して長浜と改名される。城下にはかつて港があり、城内の水門から直接船の出入りができた。廃城後も、元々の城で使用されていた壁や堀の構造は、長浜城の近辺に位置する彦根城や大通寺の建築に使用された。今も残っているのは、石垣と井戸のみ。長浜城は、現在国定歴史建造物に指定されているが、これは、1983年にコンクリートを使用して再建されたものだ。

長浜城は、日本最大の湖「琵琶湖」の東側に位置し、美しい桜の木に囲まれている。入口では、ジグソーパズル、ポストカード、キーホルダー、フォトフレーム、本、布バッグ、さらには城の模型など長浜城オリジナルのお土産が買える。城や長浜市に関する案内書やパンフレットはその日の旅程を計画するのに役立つものになるだろう。

城の2階と3階にある歴史博物館では、豊臣秀吉や長浜の歴史に関する常設展示だけでなく、1~2か月おきにテーマが変わる期間限定展示が実施されており、豊臣秀吉、地域の文化、1583年の賤ヶ岳の戦い、そして戦国時代の生活が詳しく紹介されている。展示は美しく魅力的で、時間をかけて鑑賞する価値が十分にある。

天守閣の最上階である5階は、ここに直行する人も多い最も人気のあるスポットだ。海抜30メートル地点の最上階からは琵琶湖が一望でき、眼下には大きな公園が広がっている。城の上からの眺めはすばらしく、特に桜の咲く時期には格別だ。

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