和食 福井三国「魚志楼(うおしろう)」 Shozo Fujii 京料理の技法で三国を初めとする地元福井の食材を供したいと店主の陽平氏。三十二歳とこれから伸びしろ十分の若き料理人である。精確な調理技術に裏打ちされ洗練された料理を以て、新「魚志楼」となったようだ。
和食 京都錦市場「京漬物 桝悟(ますご)」 Shozo Fujii 京都錦市場の「京漬物 桝悟」本店。帰りの旅行鞄が多少重くなっても、桝悟の京漬物は詰めるだけ詰めて帰る値打ちがある。奈良漬けは絶対に外さない。
和食 京都鞍馬「心天狗(こてんぐ)」 Shozo Fujii 鞍馬駅前にある「心天狗(こてんぐ)」は蕎麦屋だが、暖簾には「和み家」とある。座敷には座卓が4つ。床の間もなかなかの風情だ。全然店舗らしくないところが良い。どこかよその家にお呼ばれしたみたいで嬉しい。
和食 京都・錦市場「打田京漬物店」 Shozo Fujii 京料理の最後を締めくくるご飯にはこの京野菜の漬け物が欠かせない。春は菜の花やタケノコ、夏は茄子、秋はすぐき、冬は大根など、四季の旬の素材を用い、漬け方も糠漬け、塩漬け、麹漬け、酒粕漬け、さらに味噌漬けなど種々に工夫されて作られる。
カフェ 岡田珈琲 Yui Yamaguchi コーヒー豆の産地はもちろん、焙煎の程度、豆の引き具合、抽出の温度、コーヒーカップ、お店に流れる空気まで最上のものを追求し、研究に研究を重ねて醸し出すコーヒーこそジャパニーズスタイル。熊本でジャパニーズコーヒーを提供してくれる喫茶店の一つが岡田珈琲だ。
11 和食 京都「じき宮ざわ」 Shozo Fujii 京料理、あるいは懐石料理は、くっきりとした四季の美しさを皿や鉢の中に再現した日本料理である。茶席はお茶だけでなく酒を伴う食事も供して客をもてなすのだが、その深いもてなしの意気がこの「じき宮ざわ」には感じることができる。予約が取れにくい名店である。