京都衣笠山の麓にある龍安寺(りょうあんじ、と読む)は、その石庭で知られる。この石庭は「方丈庭園(ほうじょうていえん)」というのが正しい名称だ。龍安寺は古都京都の文化財として世界遺産に登録されている。この方丈庭園は幅22メートル、奥行き10メートルほどの敷地に白砂を敷き詰め、箒目を付け、大小15個の石を一見無造作に点在させてある。中国の壮大な山水の風景を表現した枯山水庭園である。15個の石は、庭をどこから見ても1個は必ず他の岩に隠れて見えない。ところが15個全部の岩が見える場所がある。それは方丈の間の中心である、というのだ。方丈の間は観光客は立入禁止なので確かめようがない。東洋では15という数字は、例えば満月の十五夜のように、完全を表す。完全に満ちればすなわち崩壊が始まるので、あえて不完全なままの14にとどめておくことがあるというのだ。実に禅的な興味深さである。
Feb 20, 2015 - 0 min read
京都「龍安寺」参詣~その1
石庭を観賞する






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