京都百景の一つとして親しまれている京都伏見。中でも、伏見の酒蔵元一の老舗「月桂冠」は清酒を世界のSakeにまで広めた功労者としてつとに有名である。この「月桂冠大倉記念館」はかつての酒蔵をミュージアムとして一般に開放している。入場料¥300だが同等の清酒のおみやげが付いているので実質無料。月桂冠のビジネスのしなやかさを感じさせる。貴重な酒造具や商取引の資料などの展示は興味深い。利酒コーナーもとても良い酒が供される。何杯もお代わりはできない。飲みたい向きには記念館を出て北に上がった「鳥せい」でさらに伏見酒を堪能してもらいたい。
京都伏見「月桂冠大倉記念館」見学
日本酒の聖地・伏見の老舗蔵元

Shozo Fujiiによって
コミュニティライター

かつて清酒を仕込んだ大樽

月桂冠大倉記念館正面玄関外観。玄関上に吊り下げられた杉玉は、新酒ができたことを示すものだった。現在では酒造元のシンボルになっている

商談をした上がり間口

入り口右手には展示とショップがある

清酒の仕込み水として使われていた井戸

伏見の仕込み水はミネラルのバランスが良く、鉄分がとても少ない。酒造りに最適の名水である

昔の酒造道具が展示されている

この記念館自体、元々は醸造所であった。かつて杜氏たちが酒仕込み時に歌った「酒造り唄」がBGMで流れ、往時を忍ばせてくれる

館内に展示陳列されているものには有形民俗文化財も多くある

見学コースを回り終えると利酒が楽しめる。担当の方はなかなかの喋り手だ

月桂冠は灘の白鶴と並んで、日本清酒醸造の2大メーカーである。現在でも、その規模におごることなく、丁寧な酒造りをしていることで定評がある

この建物も月桂冠の醸造所である。美しいデザインだ
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