晩秋の京都御苑を歩く

公家町の栄華を偲ぶ

京都御苑は東西700メートル、南北1300メートルの長方形をした大きな自然公園である。その中、北西部に歴代天皇の住まいであった御所がある。明治時代、東京遷都によって天皇も東遷すると公家たちも天皇に続いた。かつて御苑内は公家屋敷が立ち並ぶ公家町であったが無人となった公家町は荒廃した。明治天皇が御所に戻った折、そのあまりの荒れ果てた様を嘆き整備事業が始まって、現在のこのような市民公園となったのである。御苑内には5万本もの樹木が茂る。四季折々の花が咲く御苑内は天皇を中心とした公家政治と文化の栄華を偲ぶのにうってつけの閑静さをとどめて、私達を迎えてくれる。

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