鎌倉の金沢街道沿いにある杉本寺は734年に行基によって創建され、鎌倉最古のお寺として有名です。
杉本寺の石段を上っていくとこじんまりとした仁王門があり、門の左右には運慶作と伝えられる仁王像が立ちはだかっています。年月が経っているため色あせてきていますが、とても迫力があります。仁王門をくぐると、正面に苔むした石段が見えてきます。現在では上ることは出来ませんが、近くで見ることが出来ます。苔の石段の周りには白旗が掲げられており、とても雰囲気があります。その側には、大蔵弁財天と呼ばれる神社もあります。
茅葺屋根の御本堂は必見で、歴史を感じる佇まいです。御本堂には十一面観音立像が安置されていて、間近でその姿を拝見出来ます。さらに、源頼朝が寄進したとされる前立十一面観音立像もあります。風情があるお寺なので、鎌倉観光でぜひ訪れたい場所です。