鎌倉 杉本寺

大火を避けた観音様

杉本寺は、734(天平6)年光明皇后開山による鎌倉最古の寺である。開基である行基は十一面観音を刻んで本尊とし、この寺に安置した。851(仁寿元)年、円仁が参籠して新たに十一面観音を残し、さらには985(寛和2)年に、源信も十一面観音を彫って安置した。1189(文治5)年、寺が大火に襲われた晩、三体の観音は、自ら杉の木の根元に難を逃れた。以来、杉の本の観音『杉本観音』と呼ばれるようになったと吾妻鏡が伝える。

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