萩市にある萩城下町は、2015年に「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として世界文化遺産に登録されました。ここは、幕末から明治時代に活躍した偉人達が誕生した地でもあります。
長州藩士の高杉晋作もその一人で、萩城下町には晋作の誕生地があります。建物の門をくぐると、右側に受付があり、真っすぐ進んでいくと、一般公開されている部屋が見学出来ます。部屋には、掛け軸や当時の写真などが展示されています。そして、お庭には晋作が誕生した時に産湯に使ったと伝わる井戸も残っています。
生前の晋作は、学生時代に藩校に通いながら吉田松陰先生が教える「松下村塾」にも通っていました。熱心に勉学に励んだ高杉晋作は、のちに「松下村塾の四天王」と呼ばれるようになりました。その後「騎兵隊」を創設した晋作は、次第に長州藩を討幕へと仕向けていきました。