名古屋市栄エリアを走る久屋大通。南の若宮大通と北の外堀通の間のおよそ2キロのスペースに広がるのが「レイヤード久屋大通パーク」(RAYARD Hisaya-odori Park)。生まれて間もない、おしゃれな憩いの場である。
この公園は、「公募設置管理制度」(Park-PFI, P-PFI)を活用して誕生した。今までは公園に建物を建てる場合、敷地面積に対して建築面積が2%に限られていた。
それが、にぎわい創出などを目的に規制緩和がされ、条件が整えば商業施設(店舗)や売店を設置できる制度が誕生し、名古屋市では初めて久屋大通公園に適用されたのだ。
公園一体型となったこの商業施設ブランドは RAYARDと名付けられた。
久屋大通パークは2つのエリアと4つのゾーンからなる。名古屋テレビ塔はzone3に立つ。
Zone1は、大型芝生広場を擁する学びの森ゾーン。 zone2は小道のそぞろ歩きを楽しむアーバンリゾートゾーン。軽井沢で大人気の’ELOISE’s Café’、スヌーピーのコミック PEANUTSにゆかりのある西海岸をイメージした’PEANUTS Café’などがある。 zone3は日常をより豊かにするコミュニケーションゾーン。テレビ塔エリアは両サイドに店舗が並び、中央にには広場がある。 zone4は名古屋の魅力を発信する新たなシンボルゾーンという。ラルフローレンが手掛けるカフェ「ラルフズコーヒー」など名古屋初出店の店が多い。
日中でも夕暮れ時でもどの時間も楽しく過ごすことができる。近隣の住民と思しき人たちが犬を連れて散歩している。ベンチでゆっくり新聞を広げる男性。テラス席でビールを楽しんでいるカップル。名古屋を訪れたらこんな場所で少しくつろぐのも楽しい時間だ。