京都嵯峨野、小倉山のふもと。茅葺屋根の「落柿舎」は、江戸時代の俳人、向井去来(むかいきょらい)の草庵跡である。去来の著作「落柿舎記」によると、庭の柿の木にたわわになっている柿の実を都から来た商人が買う約束をして帰ったのだが、その夜、庭の40本の柿の木になる実全部が落ちてしまった。そこから名は付いた。この庵へは松尾芭蕉も三度訪れている。芭蕉は去来を第一の弟子として信頼したという。去来の死後、この庵は廃れたが死(1704年)後弟子が1770年に再建した。敷地内に立つ柿の木は樹齢300年といわれ、芭蕉はこの柿の木を見たかもしれない。
京都・嵯峨野「落柿舎」
俳人たちの聖地
Shozo Fujiiによって
コミュニティライター
周辺
会話に参加する
Yui Yamaguchi
9年前
この敷地はとても小さいのですが粋な意匠が尽くされて、庭師、建築家、インテリアデザイナー(昔はこの職業を何と呼んでいたんでしょうか?)の研ぎ澄まされた芸術的感覚にたいへん感激いたしました。ここはいつも人が多くて、長居はできないのですが、落ち着きます。
嵯峨野ののどかな田園風景の中にあるので、人気のスポットですね。俳句に興味がない方でもついつい足を踏み入れてみたくなります。真っ赤に熟した柿が枝に下がる晩秋が、やはり名前通りぴったりと絵になりますね。
2さんは全体にコメントしています
旅行を予約しよう
近くのホテルを探す
Explore some of the best nearby hotels and deals for the perfect place to stay in Japan.