京都・嵯峨鳥居本の愛宕街道を清滝方面に向かって歩いて行く。一の鳥居から5分ほどで、愛宕寺に着く。天台宗、「愛宕念仏寺」(おたぎねんぶつじ)が通称である。仁王門をくぐり、拝観料300円を納めて境内へと緩やかな坂道を登る。左側の斜面に羅漢像が幾体も宙を仰いでいる。愛宕寺の境内に建つ建物は元々は山城国愛宕(おたぎ)郡において開基され建立されたものを、大正11(1922)年にこの嵯峨鳥居本に移築したものである。荒れるがままだった愛宕寺の復興を祈願して千二百羅漢像が素人の参拝者により昭和56(1981)から奉納され平成3(1991)年に落慶法要が営まれた。
京都・嵯峨野「愛宕念仏寺」を歩く~仁王門から境内へ
荒廃から脱した安らぎの聖地
Shozo Fujiiによって
コミュニティライター
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