サントリーウィスキーの前身「コトブキヤ」が日本で最初にウィスキーを蒸留し市場に出したのは1923年のことだった。当初はウィスキーの本場スコットランドから「日本人にウィスキーが作れる訳がない」とほとんど嘲笑されていたという。しかし時は流れおよそ百年経った現在、サントリーやニッカが作るJapanese Whiskyは世界五大ウィスキーの一つとしてその個性と美味しさが高く評価され賞賛されている。サントリー山崎蒸留所の見学ツアー後半はフリーテイスティングタイムだ。「山崎」とビンテージ無しのウィスキー、そして山梨県の白州で造られる銘酒「白州」が、15分ほどの短い時間ながらお代わり自由の飲み放題である。チェイサーも氷もハイボール用の炭酸ソーダ水もすべてこの山崎の名水「水無瀬」の水で造られているから、ここで飲めるハイボールはおそらく日本一美味しいだろう。ぜひ見学に訪れてほしい。
京都「サントリー山崎蒸溜所」見学ツアーBコース~後編
NHKドラマ「マッサン」で人気沸騰のウィスキー蒸溜所ツアー

Shozo Fujiiによって
コミュニティライター

山崎の名水で作った「山崎ソーダ」で割った「山崎ハイボール」。おかわり自由である

前編の工場見学につづいて、後半はテイスティングタイムである。この試飲室はウィスキーにまつわる各種セミナーも開かれている

このテイスティングルームに入ると、まず山崎の湧水「水無瀬」の水をグラスで一杯ずついただいてテーブルにつく。テイスティングのチェイサー(追い水)として飲む

見学ツアーAコースではサントリーウィスキー「角」と「山崎」それに「白州」の3種類がテイスティングでき、おつまみもサラミなど3種類ほどがついていた。一方このBコースでは小さなチョコ1枚とあられのようなスナックの小袋が1つのみで、テイスティングも各自めいめいこのカウンターに取りに行くシステムだ

試飲しながら影マイクで、もう一度ウィスキーの製造工程がスクリーンに映しだされているのを見ておさらいである

氷も山崎の名水製なので、ここで飲めるハイボール、オンザロック、水割りなどは格別に美味しい

SUNTORY創業当初の会社名「コトブキヤ」の名が入った木箱が雰囲気を盛り上げる

見学が終わるとミュージアム棟に戻って有料ではあるが試飲ができる。ここでの試飲は基本的にストレートである。チェイサーが付いてくる

館内は暖房が効いていて暑いくらいだ。テイスティングしながら談笑する見学者のみなさん

私は「山崎12年」と「山崎18年」をテイスティングした。1種類15ml。フルボトル(750ml)の定価の1/50より割高であるが世界中のいろいろなウィスキーが試飲できる
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