原宿餃子楼

餃子専門店

「リーズナブルな価格にて店内メニューの全てをオーダーしてみたい!」と思った時にお勧めなのが「原宿餃子楼」。予算は約2000円(ドリンク別)。フェイスブックで思わず自慢したくなるほど、おいしい餃子やつまみを次々と気前よくオーダーできてしまう、そんなお店なのです。(ちなみに僕が友達と二人で行った際の支払い合計金額は、餃子24個とつまみ3皿で1700円也。)

安くておいしい餃子、メニュー数が少なく分かりやすい(英語メニューあり)、他のお客さんとも馴染みやすいカジュアルでいて洒落た雰囲気の店内等、様々な面からも旅行者にはうってつけの店。今回訪れた際は、カウンター席の隣に居合わせたリコさん&エデュアードさん達と会話が弾むという楽しい経験も味わうことが出来た。

シンプルなメニューとは裏腹に、味へのこだわりには奥深い計算高さがうかがえる。全メニューをオーダーする気分でなければ、とりあえず焼き餃子か水餃子を。(それぞれ、ニラ・にんにく入りもあり。)その後、サイドメニュー(もやし、きゅうり、キャベツの一品)にも目を向けよう。個人的に普段は焼き餃子派だが、この店に限っては水餃子に勝利の旗があがった。キャベツの一品(ゆでキャベツにさっぱりドレッシング)に関しては、僕には少し酢が強すぎた。その代わりに、ゆでもやしの豚ひき肉トッピングはおかわりしたいほど。乱切りきゅうりのみそだれも美味。スープ付きごはんもメニューにあったが今回は注文しなかった。

餃子専門店だけあって、原宿餃子楼にはもちろんビールもある。餃子を堪能するには、「ゴールデン色のこの冷たい飲み物」のお伴がなくては完結しないという意見が多いのは周知の事実。生ビールは1杯500円。ビールに関してはそれほどリーズナブルではないけれど、注文後すぐに冷え冷えが出てくる。泡たっぷりの典型的な日本の生ビールに怒りを覚えてしまうタイプの外国人なら、「Awa nashi de」 (means no foam) と日本語で言えるようにしておくべし。

ピーク時は入店に並ぶことも覚悟しておこう。ただ、回転が早いので長時間待つことは少ないはず。賑やかでいて一体感のあるカウンター席はおひとり様や2人連れに、4人なら窓際に並ぶテーブル席に。(ベンチシートなので詰めると6人可。)残念な点は禁煙席がないこと。ただ、これまで6回訪れた経験から言うと、空間のレイアウト的に喫煙しない僕にも我慢出来る範囲ではあった。たばこの煙が問題なら、風下になるテーブル席よりもカウンター席の方を勧める。もしくは、お持ち帰りサービスも行っているので利用する手もあり。

それぞれのニーズに応えるため、限りない選択肢に価値を見いだすこ時代。そんなご時勢において飾り気のない簡潔なメニューと店名がこの店の全てを語っていると言ってもいい。「餃子な気分!」そんな日には是非お勧めしたい店。

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