日本の鉄道は、その規模の大きさと能率のよさ、そして正確さにおいて、長いあいだ賞賛を浴びてきた。しかしそれ以外にも賞賛に値するものがある。2011年3月にオープンした、大迫力の博物館、リニア・鉄道館だ。ここは鉄道マニアだけのものではない。日本の鉄道の歴史と未来を見ることのできる、魅惑の空間だ。この博物館には39両の実物車両が展示されていて、展示車両は蒸気機関車、電車、ディーゼル動車、世界に名だたる新幹線はその全種類が、そして刺激的な次世代の超電導リニア、SC Maglev(磁気浮上式高速鉄道 Superconductive Magnetic Levitated Vehicle)まである。最速の狭軌鉄道の蒸気機関車C62など、世界の記録を誇る車両がいくつもある。
博物館は、見て触れて、車両の中に入ったりと、歴史的重要物、常に進歩し続ける鉄道の技術とデザイン、それら日本の遺産を間近に体験することが出来る。日本で最大規模のジオラマ(模型)を楽しんだり、運転操作シュミレータで電車や新幹線を運転することも可能だ。他には鉄道の歴史展示室、珍しい電車の展示室、体験学習室、超電導リニア展示室、駅をテーマにしたカラフルなキッズプレイルームもある。
音声ガイドは500円と安価。ミュージアムショップでは鉄道グッズやお土産品を、デリカステーションで駅弁やサンドイッチ、ドリンクを買って締めくくろう。
日本の鉄道業界とその進歩はこの国の経済と文化に活気を与えてきた。そしてこれからも刺激的な未来へと希望を繋いでいくだろう。このダイナミックな鉄道博物館は非常に凝っていて、あなたも満足すること必至である。ここへ来たら興奮して頭から蒸気が出てしまうかも?