変わらぬ味を守り続ける割烹・鰻料理の名店

選び抜かれた国産鰻を蒲焼・天ぷらで楽しむことが出来る店

Ishizaki Yumi   2015/03/03によって

開店時間ちょうどに訪れると、待ちかねていたようにどんどん客が訪れ、あっという間に席が埋まっていく。周囲には目を引くような観光スポットもさほどないのだから、ついでなどではなく、この店でうなぎを食べるためにわざわざ訪れているのだ。

うなぎ割烹高橋屋」は、創業当時より古利根川沿いで営業している。およそ100年前に現在の場所に移転した。

高橋屋名物の「うなぎの天婦羅」は、蒲焼にするにはサイズの小さいうなぎを美味しく食べるには、と知恵を絞ったことから生まれた一品。非常に手間がかかるため、天婦羅専門店でもほかのうなぎ店でも滅多にお目にかかることがが出来ない。うなぎを知り尽くした高橋屋ならではのメニューだと言えるだろう。口に運ぶと、衣の軽やかなサクッという歯ごたえの次に、うなぎの身の柔らかな食感が来る。なめらかで濃厚なのに、クセがない上品な味わいだった。

高橋屋のうなぎは、国産の活うなぎを使用。季節によって、産地を変えている。その時々で最も味の良いものを選んでいるという。そして他店と違うこだわりの工程がある。蒸しあがったうなぎに残る小骨を、一本一本ピンセットで抜いていくのだ。このひと手間により、舌先に小骨の当たる事が無くなり、うなぎの身の柔らかさを更に引きたてることができる。

ここで130年継ぎ足し続けた秘伝のタレをつけ、備長炭で香ばしく焼き上げていく。このタレは、少し控えめな量で供され、別添えのタレを各々好みでかけていただく。昨今の減塩志向のニーズに応えて、この形になった。

英語メニューも用意してあり、外国からの賓客をもてなす際に利用されることも多いという。椅子席、座敷席共に美しい庭を楽しむことができる、日本ならではの味と風情を満喫できる店である。

営業時間はランチタイム11:30~14:00、ディナータイム17:00~22:00
定休日は月曜日、第2第3火曜日。

Ishizaki Yumiさんによって書かれました。
ジャパントラベルのメンバー

会話に参加する

Yui Yamaguchi 3年前
最近うなぎは高級品、だからこそ老舗でいただくのが乙ですね。